母娘の葛藤。

H/28・5・14・4:04

ここ最近、わたしはある母娘さんに出会い親しくさせて頂いている。

その娘さんはある障害を抱えた年頃の娘さんだ。
この二人はよくお互いの意見の食い違いや、誤解で
すったもんだしている。

2人の間に立って話を聴いていると、お互いに言葉足らずで
相手の気持ちや考えはどこへやらという感じで直ぐに感情に流されてしまっている 

ぶつかりあってやり合って、仲直りの連続。喧嘩するほど仲がいいって
昔の人が言ったように。本当はとっても仲良しでお互い心の中では
思いやっているんだろうって気がしてきた。

原因は、お母さんはまだまだ子供だと思っているけれど、いやいや
結構しっかりしている娘さんだ。
彼女も若いのにいろいろ苦労してきたみたいで、心の痛みが解る
大人だなって、わたしなんかよりも遥かに経験を自分のモノにしている感がある
こころやさしいひとだ。そしてお母さんを一生懸命に理解しようと
頑張っている。健気な子だ。

お母さんの方は奮闘している割に空回りしている感じで苦労が絶えない。
あー勘違いが多くて一人押し問答している。

ある時、おかあさんの方から娘さんの事を私が聞いてやってくれないかと。
1度は断ったが自分じゃ本当の事、話して貰えないから何とか頼むと言われて
娘さんの話を聴いてみた。
お母さんの方がやっぱり娘さんの事を誤解していたみたいで、聞いた事を報告してみたら
お互いの勘違いと言葉の行き違いで二人の間に溝があったらしい。
でも、救いとなるのは娘さんがお母さんをうらんで無い事が大きいと思った。

1番身近な親子でも行き違いってあるんだなといや親子だからこそそういう事も
有りうるんだなと思いました。

そういえば、自分だって今は亡き母との間に私の勝手な思い込みで随分と
哀しい思いをさせていたんだなと、母亡き後は号泣したんだった。

たとえ親子の間でも相手の人が考えている事や気持ちは聞いてみない事には
理解出来ないんだなって、この母娘さんを通して教わりました。